私が考える、袖ふぉれ攻略法。
いよいよ中級者編です。
1分15秒~19秒台 ⇒中級者
(レベル分けは以前の記事を参照)


さて今回からは、コースを各セクションに細かく区切って説明していきます。
今回は「3-4コーナー攻略編!」です!

いきなり1、2コーナーを飛ばして、3-4コーナーの話です(笑)
しかしこれには訳があります。
3-4Ccom
3-4コーナーは袖ふぉれの中でも、最もスリリングなセクションです。2コーナーを頂点として4コーナーに向けて長い下り坂になっており、スピードも出やすいためかなり怖いです。それ故3コーナーアプローチでスピードを落とし過ぎてしまい、惰性で4コーナーまで回ってしまう方が多いように思います。しかしながら、この3-4コーナーを上手に走れるようになるとタイムが1~2秒は縮まります! それくらい効果の大きいセクションなのです。


では、具体的にはどのように走ればよいのか。ポイントは以下3点です。
ポイント
  1. 3コーナーアプローチまでは全開!
  2. フルブレーキしない!薄く長~く掛ける
  3. スピードを落とし切らず4コーナーを脱出する
  1. 3コーナーアプローチは全開!
  2. 2コーナー立ち上がって3コーナーまでのアプローチは下り坂なので、どうしても「ビビリミッター」が働いてしまいます。それ故、アクセルを全開にしきれない、或いは早めに閉じてしまう方が多いです。
    私の場合は「ここまでは絶対にアクセル全開!」というポイントを決めています。以前の記事(初級者編②)にも似たようなことを書きましたが、走行の再現性を高めるためにもアクセルを閉じるポイント、ブレーキをかけ始めるポイントは目印を見つけて決めておいた方が良いです。私は3コーナーアプローチ辺りの路面舗装の変わり目を目印にしています。ここまでは怖くても、絶対に全開固定です。
    3ap
    もちろん目印は車種によりけりで、小排気量ならもっと突っ込めるでしょうし、止まりにくい重量車やパワー溢れるリッターSSは、もう少し手前でも良いかもしれません。重要なのは、曲がり切れるギリギリ一歩手前くらいの位置を見極め、そこまで突っ込むことです。
    3-4コーナーの中間でスピードが落ちすぎてインベタに付いちゃったり、アクセルを開けなおしたり、ブレーキを掛けずパーシャル状態がダラダラ続いたりしていませんか?もしそうなら、それは突っ込み切れていないということです。
    2つ目のポイントで後述しますが、ここは基本的に4コーナークリップまでブレーキ掛けっぱなしです。それでちょうど曲がり切れるくらいの位置にアクセルオフのポイントを調整します。
    まぁ言葉で書くと簡単なんですが、そうは言ってもめちゃくちゃ怖いですよね。失敗すると壁に向かって一直線ですから・・・。でも3-4コーナーって意外と奥行きがあって、コース幅も広いので、思ったより速いスピードでも曲がり切れちゃうんですよ。

  3. フルブレーキしない!弱く長~く掛ける
  4. 3コーナーは全開で入っていく言いましたが、進入で思わずフルブレーキしちゃってませんか?実はここ、フルブレーキで減速しちゃダメなんです。
    ここのブレーキは、弱く、長~くがポイントです!3コーナーから4コーナークリップまで、弱く、長~く掛け続けます。バンクしながらブレーキを掛け続けることで少しずつ減速していき、Rがきつくなる4コーナーに向けて頭がクリップに向くよう旋回していきます。当然、バンクさせながらブレーキを強く掛けすぎると、フロントがグリップを失ってそのまま転倒してしまいますね。なのであくまで、フロントフォークを縮めタイヤを地面に押し付ける感覚を意識して弱めに、そして3-4コーナー全域を使って長ーく減速していくんですね。
    3-4ブレーキ
    おそらく初めのうちは、バンク中にブレーキを掛けていくのって結構怖いと思います。強く掛け過ぎてフロントがすっぽ抜けるんじゃないかと、心配になりますよね。でも慣れてくると、進入でフルブレーキかけるほうがよっぽど怖くなります。3コーナーアプローチは下り坂なのでフロント荷重が過剰になりやい。しかもちょうどアプローチ部に路面が悪い部分があって車体が振られてるので、フロントフォークが限界まで縮んでいると、そのままグリップを失ってすっ飛んでしまうんですね。
    前述の(1)と併せ、3コーナーアプローチ→アクセル全開から4コーナークリップ→ボトム速度まで、綺麗に一定割合で減速できるのが理想でしょう。

  5. スピードを落とし切らず4コーナーを脱出する
  6. 2コーナー頂点から4コーナークリップまでずっと下り坂ですが、4コーナー立ち上がりから5コーナーアプローチは上り坂になっています。なのでどうしても、4コーナー立ち上がりはもたついてしまうんですね。しっかり向きを変えることができつつも、脱出でもたつかないスピード・回転数を維持して曲がる必要があります。
    また、私は3コーナーと4コーナーの短い区間でギアを3→2速に落とし、立ち上がりでしっかり加速できるようにしています。しかしフルバンク中にシフトダウンすることになるので、ブリッピングでうまく回転数を合わせないとリアがロックして「飛びます」。スリッパークラッチがあっても、ミスると怖い思いをします。今はオートブリッパーを装着したのでフルバンクのままシフトダウンしても平気になりましたが・・・。
    shiftdown34
    そうして2速パワーバンドで立ち上がったら、5コーナーに向けて1速上げてアプローチしていきます。

以上が3-4コーナーの攻略法になります。
正直、この走り方を実践するにはプロダクションタイヤがあった方が良いです。私自身、ロッソコルサからスーパーコルサV2に履き替えて、その圧倒的なグリップを得たからこそ、自信をもってこの走り方ができるようになりました。
PIRELLI ピレリ/DIABLO SUPERCORSA SC V3【120/70 ZR 17 M/C 58W TL SC1】ディアブロ スーパーコルサ SC V3 タイヤ
PIRELLI ピレリ/DIABLO SUPERCORSA SC V3【120/70 ZR 17 M/C 58W TL SC1】ディアブロ スーパーコルサ SC V3 タイヤ 1098

PIRELLI ピレリ/DIABLO SUPERCORSA SC V3【180/60 ZR 17 M/C 75W TL SC1】ディアブロ スーパーコルサ SC V3 タイヤ
PIRELLI ピレリ/DIABLO SUPERCORSA SC V3【180/60 ZR 17 M/C 75W TL SC1】ディアブロ スーパーコルサ SC V3 タイヤ 959Panigale


また、初級者レベルくらいの方が、いきなりここに書いてある走り方をマネするのもオススメしません。基本的な走り方ができるようになり、1分20秒をコンスタントに切れるようになってからのほうが良いでしょう。それなりに難しいし、転倒リスクもありますから。

ですがこのセクションを上手にキメられるようになると、かなり気持ちいいです。まるでジェットコースターのようなスリルと爽快さを味わえるようになるでしょう。そしてタイムも・・・!



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